栄養info2024S
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合格者正答率:33.0%たとえば,第38回国試では,ビリルビンの代謝に関する出題がありました.解剖生理学などでビリルビンの性質や代謝として学ぶ初歩的な内容です.しかし,過去10年間の出題を見ると,「溶血性貧血や黄疸などの疾患で,血中ビリルビン値がどのように変化するか」といった検査結果の読み方がよく出題されており,過去問中心の対策だけでは対応しきれない内容でした.したがって,正答選択率が33.0%と低く,多くの受験生が解答に迷う結果となりました.『QB』では,関連する問題の【基本事項】として基礎的な内容のまとめも載せているため,初歩的な知識から国試レベルの内容まできちんと学習することができます.②丁寧なまとめでカバーできていた!ここ数年の傾向として,過去問よりも初歩的な内容がしばしば出題されます.内容は初歩的でも,過去問演習ばかりに気を取られていると,こういった問題で意外と苦戦しがちです.第38回(2024年)国家試験25番より抜粋消化器系の構造と機能に関する記述である.最も適当なのはどれか.1つ選べ.消化器系の構造と機能に関する記述である.最も適当なのはどれか.1つ選べ.(2) 直接ビリルビンは,水溶性である . …○(2) 直接ビリルビンは,水溶性である . …○基本事項(『QB2023-24』p.205)こんな魅力が詰まった『QB』の使い方を見ていきましょううっかり見落としがちな初歩的な知識も【基本事項】でしっかりカバーできますINFORMAfor dietitian2024 summer9

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