(2) 骨軟化症では,血清カルシウム値は基準範囲内である.(3) 変形性関節症の早期治療は,手術療法を基本とする.(4) 栄養不良に伴うサルコペニアは,一次性サルコペニアである.(5) ロコモティブシンドロームの判定には,「2ステップテスト」が用いられる.『QB』には5年分に限らず選りすぐりの良問が掲載されているので,幅広い問題に対応できる力を身に付けることができます.第38回(2024年)国家試験36番運動器疾患に関する記述である.最も適当なのはどれか.1つ選べ.(1) 原発性骨粗鬆症は,脆弱性骨折がない場合には,骨密度が若年成人平均値第32回(2018年)国家試験10番(『QB2023-24』p.608)(YAM)の80%以下で診断される.正解:(5) 合格者正答率:59.7%6年前の問題!『QB』には類似問題が載っていたから解けた国試では5年以上前の過去問と似たようなテーマの問題が出題されることがありますが,第38回国試でも同様の傾向が見られました(p.9参照).そのなかの1つを紹介します.多くの受験生が難しく感じた第38回国試ですが,p.5と同じ条件で調べたところ,『QB』の解説や【基本事項】の情報で,7割程度の問題が解けることが分かりました.実際の問題とともに説明していきます.この問題は,ロコモティブシンドロームの診断方法が分かっていれば解ける問題です.過去の出題歴をふりかえると,第32回(2018年)で出題されて以降,出題されていませんでした.INFORMAfor dietitian2024 summer掲載問題7クエスチョン・バンクで第38回国試は解けるのか
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