栄養INFO2025S
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2 0 2 5 s u m m e r第 39 回(2025 年)国家試験 45 番第 34 回(2020 年)国家試験 51 番より抜粋正答選択肢:(5)正答選択率:24.9%① 解説を熟読し,問題の考え方や関連知識をインプット教科書で解説されているような基礎的な内容ではありますが,過去に問われた色の変化だけを覚えていた受験生は戸惑ったようです.試験本番で正解するための力を着実に伸ばすには , 問題を解いた後の復習を充実させることが重要です . □QB□ の詳しい解説やまとめを活用すると,1 問で多くの知識をインプットすることができます . 実際の問題で活用方法を確認してみましょう!国試では,過去問と同じテーマに見えても問われているポイントが異なる問題が出題されることがあります.このような問題を解けるようになるためにおさえておきたいのは, 「出題内容に関連する知識」です.第 39 回でも似たようなパターンが見られました.肉類に関する記述である.最も適当なのはどれか.1 つ選べ.(1)と畜後,グリコーゲンが嫌気的に分解されることで,pH が上昇する.(2)鶏肉の 0 〜 4℃における最大死後硬直期までの時間は,牛肉より長い.(3)と畜後,アクトミオシンが形成されると,肉質は軟化する.(4)熟成中に ATP が増加することで,うま味が増す.(5)メトミオグロビンにおけるヘム中の鉄イオンは,3 価である.過去の出題では,過去の出題では,食品に含まれる色素に関する記述である.最も適当なのはどれか.1 つ選べ.(5)ニトロソミオグロビンは,加熱するとメトミオクロモーゲンになる.……×のように,色素成分の変化について問われていました.第 39 回では,色の変化の背景にある化学変化の内容に踏み込んでいることがわかります.26 I N F O R M A for dietitian『QB』の【解説】と【基本事項】を活用しよう!

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