【国試直前特集その2】
スーパートマトの「国試よく出るランキング」
同率5位 「カウンセリングの基礎的技法」
こんにちは、スーパートマトです。
「国試よく出るランキング」、今日は第5位の紹介です!
同率で3つの項目が並んでいますが、
今日は「栄養教育論」の項目である「カウンセリングの基礎的技法」を解説します。
過去4年間の国試では7回登場しています。
テーマの概要
カウンセリングの基礎的な技法としては「受容・共感・傾聴・沈黙・要約」といったカウンセラーの姿勢や
クライアントとの信頼関係「ラポールの形成」が有名です。
出題傾向
国試では7回登場していますが特に「共感的態度」を中心にカウンセラーの姿勢について
毎年1~2問出題されています。
カウンセリングにおける管理栄養士の正しい支援や発言を
具体的に選ばせる問題がでるのもこのテーマの特徴でます。
このテーマの代表的な問題をみてみましょう!
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30回156番
102
経済的な困窮のために,「子どもに十分な食事を食べさせてあげられない」と悲嘆している親への栄養カウンセリングにおける,共感的理解を示す記述である.正しいのはどれか.2つ選べ.
⑴ 「子どもに十分に食べさせてあげられないことが辛いのですね」と返す.
⑵ 経済的に困窮している理由を尋ね,「それはお気の毒ですね」と伝える.
⑶ 子どもの食事記録から,不足の可能性のある栄養素について説明する.
⑷ 地域で開催されている,子ども食堂の場所と参加方法を紹介する.
⑸ 親が言葉を詰まらせた時に,うなずきながら「ゆっくりで良いですよ」と言う.
正 解● ⑴,⑸
選択率●⑴ 97.1%,⑸ 89.5%
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相手の発言を受け止める、といった基本的な技法が正答選択肢になっていますが、
円滑なコミュニケーションのコツをイメージすれば
技法として知らなくても答えられそうな問題ですね。
実際選択率もかなり高くなっています。
対策
このテーマは『レビューブック2020』(p.699~702)や『クエスチョン・バンク2020』(p.521~525)で
しっかり解説していますので、チェックしておきましょう。
発言を選ぶ問題が苦手な人は、
問題文をよく読み、どのような場面で、誰に対してカウンセリングを行うのか
というイメージをしながら問題を読み進めていきましょう。
対策すればきっと正答できるテーマですので、
本番で得点源にできるようにしましょうね!