【国試直前特集その2】
スーパートマトの「国試よく出るランキング」
同率8位 「糖尿病」

こんにちは、スーパートマトです。

「国試よく出るランキング」、今日は同率8位の紹介です!

 

 

8位も、過去4年間の国試で6回登場しているテーマが3つ並んでいます。
今日は「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」「臨床栄養学」の項目である「糖尿病」を解説します。

テーマの概要

糖尿病は、管理栄養士国試においては5位の「CKD(慢性腎臓病)」と並んで最重要疾患といえます。
糖尿病とはインスリンの分泌障害やインスリン抵抗性によるインスリンの作用不足により、
細胞に糖が正常に取り込まれず慢性の高血糖になる疾患でした。
多様な合併症を生じるため、悪化予防のための食事療法、運動療法、薬物療法も
重要なポイントとなります。

最近の問題をみてみましょう!

出題傾向

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33回125番
55歳,男性.身長170cm,体重65kg,BMI22.5kg/m2,普通の労作.血糖コントロール不良により強化インスリン療法(毎食前超速効型インスリンと就寝前持続型インスリンを注射)が導入された2型糖尿病患者の栄養管理に関する記述である.誤っているのはどれか.1つ選べ.
⑴ エネルギー摂取量は,30~35kcal/kg標準体重/日とする.
⑵ 炭水化物エネルギー比率は,50~60%Eとする.
⑶ 食事はインスリン注射後,直ちに摂取する.
⑷ 低血糖発作時には,ブドウ糖を摂取する.
⑸ シックデイ時には,水分の摂取量を制限する.
正 解● ⑸
正答率:56.4%

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選択肢のなかで
エネルギー摂取量、エネルギー比率、低血糖症状時の対応、薬物療法と
内容が多岐に渡る問題かつ、
誤っているものを選ぶ問題形式だったため正答率が低くなっています。

対策

糖尿病は、RB2020(p.227~237)やQB2020(p.594~603)で解説していますので、
お持ちの方は必ずチェックしておきましょう。
国試を解くうえでは
・まずは関連する臓器やホルモンの働き・代謝を理解する
・糖尿病の診断基準を正確に覚える
・症状に合わせた治療の特徴を理解する
・食事療法の基本をおさえる
といったステップで勉強すると、得点に繋がりやすい印象です。

出題範囲が広いテーマですが、
出題頻度の面からみても優先的におさえるべきですので、
諦めずにチャレンジしてみてください!