今回は、「よく出るテーマランキング」  の 第2位 「栄養補給法」 を紹介します!

テーマ概要

医療施設等での栄養ケア計画で、患者に摂食・嚥下機能や消化管機能に問題がある場合、

栄養補給法を経口、経管、経静脈の中から選択します。

それぞれにはいくつか方法があり、消化機能の問題の有無や投与期間、

誤嚥のリスクなどを考えて栄養補給法や栄養剤の選択を行います。

『レビューブック管理栄養士2021』では、p753~761に掲載されています。

 

出題傾向

栄養補給法」は過去5年分(30~34回)の問題で、選択肢として62回がこのテーマに該当しました。また、このテーマでは大きく次の2つに分かれて出題される傾向があります。今回も実際に出題された問題と一緒に紹介します。

 

①”中心静脈栄養剤、末梢静脈栄養剤、経腸栄養剤”といった「栄養剤の種類と選択」(RB-p755~)

栄養剤の種類についての問題はよく出題されています。
まずは、経口栄養法を含めた、それぞれの栄養補給法について十分理解し、「どのような場合」に「どの栄養法で」補給するのか、をそれぞれの栄養剤の長所・短所をよく理解して判断できるようになっておきたいです。疾患や病態ごとに適切な栄養剤を選択する必要があるため、栄養剤と併せて出題される疾患や病態についても理解が必要です。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

32回119問

静脈栄養法に関する記述である.正しいのはどれか.1つ選べ.

(1) 末梢静脈栄養法では,1日に2,000 kcalを投与できる.

(2) 末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は,30%である.

(3) 中心静脈栄養法は,1週間以上は実施できない.

(4) 中心静脈栄養法の基本輸液剤には,亜鉛が含まれる.

(5) 中心静脈栄養法は,在宅では実施できない.

正解(4)

 

33回118問

経腸栄養剤の種類とその特徴に関する記述である.正しいのはどれか.1つ選べ.

⑴ 成分栄養剤の糖質は,マルトースである.

⑵ 成分栄養剤の窒素源は,ジペプチドである.

⑶ 消化態栄養剤の糖質は,キシリトールである.

⑷ 消化態栄養剤の窒素源は,たんぱく質である.

⑸ 半消化態栄養剤の糖質は,デキストリンである.

正解(5)

 

30回117問

経腸栄養補給法が禁忌となる患者である.正しいのはどれか.1つ選べ.

(1) 口腔がん術後

(2) 食道がんによる通過障害

(3) 胃食道逆流症

(4) 下部消化管完全閉塞

(5) 脳卒中後の意識障害

正解(4)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

②リフィーディングシンドローム(RB-p761)

リフィーディングシンドロームは極度の栄養不良状態の患者に、糖を中心とした多量の栄養素を投与することによって、血中の電解質バランスが崩れてしまう状態のことです。絶食が続いた後に栄養剤で栄養補給を始めた場合などに多いため、「栄養補給法」で出題されています。しっかりメカニズムを理解しておけば、予防法やモニタリングの項目を選ぶことができるはずです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

30回119問

長期絶食患者への栄養補給開始後のモニタリングに関する記述である.誤っているのはどれか.1つ選べ.

(1) リフィーディング(refeeding)症候群の評価には,血清リン値を用いる.

(2) エネルギー投与量の評価には,体重の変化を用いる.

(3) たんぱく質投与量の評価には,窒素出納を用いる.

(4) 糖質投与量の評価には,血清クレアチニン値を用いる.

(5) 水分投与量の評価には,水分出納を用いる.

正解(4)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

対策

この項目については、主に知識を問われる問題が多く出題されています。
レビューブック2021』(p753~761)や『クエスチョン・バンク2021』(p585~594)には
栄養補給法・栄養剤の種類や概要などが分かりやすく表や図、イラストで分かりやすまとめてあります。
また、『なぜ?どうして?②』(p80~83)でもストーリー形式で解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね

▼『なぜ?どうして?②』p80~83

 

>>ランクインした他のテーマはコチラ

第1位:大量調理施設衛生管理マニュアル
第3位:咀嚼・嚥下障害
第4位:カウンセリングの基礎的技法
第5位:CKD(慢性腎臓病)
第6位「施設と設備」
第7位「細菌性食中毒」
第7位「食品加工の方法」
第7位「栄養アセスメントの具体的方法;問診,臨床診査,身体計測,臨床検査,栄養・食事調査」
第7位「糖尿病」
第7位「調査の内容・方法」
第7位「健康増進法における特定給食施設」