今回は 「よく出るテーマランキング」 第7位 「糖尿病」を紹介します!

テーマ概要

糖尿病は、インスリンの分泌障害やインスリン抵抗性亢進によるインスリンの作用不足により、細胞に等が正常に取り込まれず、慢性の高血糖状態となる疾患のことです。

 

出題傾向

このテーマでは、「1型糖尿病と2型糖尿病の違い」「診断について」「経口血糖降下薬」「食事療法」「合併症」まで幅広く出題されています。インスリンに依存状態かどうかによらず、「食事療法」は主な治療法の1つになるため、管理栄養士がしっておくべき知識としてよく出題されていると考えられます。また、食事療法や運動療法と並んで重要な治療法である「薬物療法」の中から、「経口血糖降下薬」もよく出題されています。

過去5年分(31-35回)では、33の選択肢が出題されて、ランキングは第7位ですが、毎年必ず出題されています。今回取り上げる、臨床栄養学を中心とした問題以外でも、疫学に関する問題なども出題されています。

レビューブック管理栄養士2022』ではp236~245に掲載されています。

 

①食事療法(RB-p-p243~244)

食事療法は、『糖尿病治療ガイド』で設定されている基準を覚えましょう。エネルギー摂取量、エネルギー産生栄養素量だけでなく、合併症予防のため留意することなど幅広く出題されています。なお、第35回国家試験では、食品交換表の詳細を問う問題が出題されました。

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35回116問

糖尿病食事療法のための食品交換表に関する記述である.最も適当なのはどれか.1つ選べ.

⑴ 4つの表に分類されている.

⑵ 1 単位は,100 kcalである.

⑶ 1日の指示単位(指示エネルギー)の配分例には,炭水化物エネルギー比率40,35,30% E の3段階が示されている.

⑷ かぼちゃは,表2に含まれる.

⑸ チーズは,表3に含まれる

正解(5)

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②経口血糖降下薬(RB-p242)

主に2型糖尿病で、”食事療法”、”運動療法”でコントロールできない場合に”薬物療法”が用いられます。「経口血糖降下薬」が主となりますが、病気が進行してインスリン分泌が低下してくると「インスリン製剤」を使用することもあります。

「経口血糖降下薬」は、「経口血糖降下薬」は、(1)血糖非依存性インスリン分泌促進薬(スルホニル尿素薬…など)(2)血糖依存性インスリン分泌促進薬(DPP-4阻害薬…など)(3)インスリン分泌非促進薬(ビグアナイド薬、SGLT2阻害薬…など)の3つに分類されます。

〇〇薬は△△(臓器)で✕✕✕(作用)をする」など、薬の名称と作用臓器、特徴について出題されることが多いです。名称・作用臓器・特徴(作用機序)をまとめて覚えておきましょう。

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31回125問

糖尿病治療薬とその作用の組合せである.誤っているのはどれか.1つ選べ.

(1) ビグアナイド薬・・・肝臓での糖新生の抑制

(2) チアゾリジン薬・・・消化管での糖吸収の抑制

(3) スルホニル尿素薬(SU薬)・・・インスリン分泌の促進

(4) DPP-4阻害薬・・・インクレチン分解の抑制

(5) SGLT2阻害薬・・・腎臓での糖再吸収の抑制

正解(2)

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対策

「食事療法」「経口血糖降下薬(薬物療法)」ともにまずは、項目(種類)ごとに覚えていくのがよいでしょう。『レビューブック管理栄養士2022』ではp242~244に、『クエスチョン・バンク2022』ではp181,184にそれぞれの表が掲載されています。経口血糖降下薬の例題のように、組み合わせを問われる問題もあれば、症例(応用力試験でなくとも)ベースの問題もあるので、項目ごとに暗記ができたか確認するためには、過去問で様々な問題をといておくことが大切です。

 

また、今一度基本から復習しておきたい!という方には、『なぜ?どうして?③』がおすすめです。

1章~3章(p2~119)で「1型糖尿病」「2型糖尿病の成り立ちと治療」「2型糖尿病の悪化防止」をそれぞれストーリー形式でわかりやすく説明しています。

▼『なぜ?どうして?③人体の構造と機能/臨床栄養学②』1章 1型糖尿病「糖尿病ってどんな病気?」(p2~)

▼『なぜ?どうして?③人体の構造と機能/臨床栄養学②』2章 2型糖尿病の成り立ちと治療「今や国民病」(p45~)

▼『なぜ?どうして?③人体の構造と機能/臨床栄養学②』3章 2型糖尿病の悪化防止「基本は生活習慣の改善」(p82~)

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