正解：3

解法の要点

栄養アセスメントの指標には，静的栄養指標と動的栄養指標があるが，本問では，「1週間後」が短期間であることを前提に考える必要がある．静的栄養指標と動的栄養指標それぞれを使用する目的と各指標について復習しておこう．

解説

1）誤り．上腕筋囲は，静的栄養指標であり筋肉たんぱく質の指標として用いられる．
2) 誤り．血清アルブミン値は，静的栄養指標であり内臓たんぱく質の指標として用いられる．血中半減期が2～3週間と長いため，短期間での栄養状態の変化を評価することは困難である．
3) 正しい．血清トランスサイレチン値は，動的栄養指標であり内臓たんぱく質の指標として用いられる．血中半減期が2～4日と短いため，短期間での栄養状態の変化を評価することができる．

今回のクイズに関する内容は，『レビューブック2025』p784，785，『クエスチョン・バンク2025』p158，p651，652でチェックしてくださいね．それではまた来週！素敵な週末をお過ごしください！