【次の国試を目指す方へ】

問題集は買い直したほうがいいの?

国試が終わったこの時期、さっそく次の国試へのスタートを切る方も多いと思います。
そんな方からよくこんな質問が寄せられます。

「今持ってる問題集(例えばQB2020)は、買い直したほうがいいの?」

次の国家試験(2021年)を目指す方へ、こうした質問にお答えします。

やっぱり新版(2021年版:7月上旬発売予定)がオススメ

結論から言えば、国家試験対策のメイン書籍である過去問題集は
やはり最新のものを使うのがオススメです。

新しい問題集を使う理由は2つあります。

理由1:最新の国家試験が収録されている

1年前に発行された問題集だと、直前の国試(今回なら34回国家試験)問題と解説が収録されていません。
直前の試験内容はとても重要ですので、必ず問題を演習しておきましょう。

特に先日の34回国試は出題基準が改定された最初の試験なので、
次回以降の傾向を掴む上でも外せません。

理由2:最新の統計数値や制度改正の内容に問題・解説が更新されている

人口動態や国民健康栄養調査などの調査結果は、国家試験で毎年出題されます。

最新の数値をもとに問題が作られることもあるため、しっかりフォローしておく必要があります。
また法律や制度についても、改正されたポイントを狙って出題されることがあるため、
フォローが重要となります。

国試は満点を目指す試験ではありませんが、
周りの人が正解した問題は、なるべく落とさないことが重要です。
アンケート等でも、最新の問題集を使って受験する方が多いため、
編集部では掲載問題・解説が新しいものを使うことをオススメしています。

旧版(2020年版)を使う場合の注意点

とはいっても「もうたっぷり書き込みしてるから継続して使いたい」「買い直すにはお金が……」
という方もいるかと思います。

安心してください。
1年前*の『QB』であれば、十分国試対策に使えます
その代わり、先ほどお伝えした新版を使う理由の部分への
フォローが必要です。

*『QB2019』以前の問題集ですと、現在の国家試験出題基準に対応しておりません。
『QB2020』は現在の基準に対応しているため、次の国試対策にも使えると考えています。

以下のポイントのみおさえておいてくださいね。

・掲載されていない最新の国家試験(今回は34回国試)を必ず演習する

・新しい統計数値や法改正をおさえておく