正解：2

解法の要点

「日本人の食事摂取基準（2020年版）」の栄養素の指標の概要をよく理解し，指標ごとの目的，設定根拠，活用方法などをまとめておこう．

解説

1)正しい．RDA（推奨量）は摂取不足の回避を目的に設定されている指標で，EAR（推定平均必要量）やAI（目安量）とともに個人の摂取不足の評価に用いられる．集団の摂取不足の評価にはEARとAIを用い，RDAは用いない．

2)誤り．UL（耐容上限量）はいわゆる健康食品やサプリメントなど，通常の食品以外の食品からの摂取について設定されている栄養素もある．

3)正しい．DG（目標量）は生活習慣病の発症予防を目的とした指標である．食事摂取基準で扱う生活習慣病の対象疾患は，CKD（慢性腎臓病）のほか，高血圧，脂質異常症および糖尿病が基本となっている．

今回のクイズに関する内容は，『レビューブック2022』p656，658『クエスチョン・バンク2022』p555でチェックしてくださいね． それではまた来週！素敵な週末をお過ごしください☆彡