【次の国試を目指す方へ】
問題集は買い直したほうがいいの?
国試が終わったこの時期、さっそく次の国試へのスタートを切る方も多いと思います。
そんな方からよくこんな質問が寄せられます。
「今持ってる問題集(例えばQB2023)は、買い直したほうがいいのかしら?」
次回以降の国家試験(2024年:38回 以降)を目指す受験生のみなさまへ,
編集部がお答えします.
第38回を受けるなら新版(2023-24年版)がおすすめ
結論から言えば、国家試験対策のメイン書籍である過去問題集は
やはり直近の国家試験問題が収録されている最新版を使うのがおすすめです。
新しい問題集を使う理由は2つあります。
理由1:最新の国家試験が収録されている
1年以上前に発行された問題集だと、直前の国試(今回なら37回国家試験)問題と解説が収録されていません。
国家試験の傾向を毎年分析している編集部としては、直近の国家試験の問題は必ず解いておくことをお勧めしたいです。なぜかというと2年連続で新傾向・同じテーマの問題が出題されることがあるからです。
「あの問題をマスターしておけば解けたのに……!」という悔しい思いをしないためにも、最新の国家試験はしっかり対策しておきましょう。
理由2:最新の統計数値や制度改正の内容に問題・解説が更新されている
人口動態や国民健康栄養調査などの調査結果は、国家試験で毎年出題されます。
最新の数値をもとに問題が作られることもあるため、しっかりフォローしておく必要があります。
また法律や制度についても、改正されたポイントを狙って出題されることがあるため、
フォローが重要となります。
国試は満点を目指す試験ではありませんが、
周りの人が正解した問題は、なるべく落とさないことが重要です。
アンケート等でも、最新の問題集を使って受験する方が多いため、
編集部では掲載問題・解説が新しいものを使うことをおすすめしています。
39回以降の国試を受験するなら来年版がおすすめ
39回以降の国試を受験するなら、来年発売予定の2024-25年版を購入するのがおすすめです。
なぜかというと、今年発売の2023-24年版には、改訂された出題基準に準拠した第38回国家試験の問題が収録されていないからです。
ただ、一方で国家試験対策は早めに始めることが効果的なのも事実です。
そこで、今年度版を購入して早めに対策を進めた上で、第38回国家試験の対策には厚生労働省が公開している問題を活用してみるのも◎
旧版(2023年版以前)を使う場合の注意点
とはいっても「もうたっぷり書き込みしてるから継続して使いたい」「買い直すにはお金が……」
という方もいるかと思います。その気持ち、わかります!
2023年版以前の『QB』を使う場合、以下のポイントを必ずおさえておいてくださいね。
・掲載されていない最新の国家試験を必ず演習する
・改訂された出題基準の傾向を把握しておく
・新しい統計数値や法改正をおさえておく