はじめに

国試頻出のポイントが分かったところで,次は勉強のコツをチェックしていきましょう.
ここからは,国試対策をより効率的に行うために,国家試験の問題を大きく3つのタイプに分類し,それぞれに応じた対策法を紹介します.タイプ別対策のコツを掴めば,国試の得点力がぐんとアップしますよ! まずは3 つのタイプを紹介します.

目次

暗記型問題

その知識を覚えているかをシンプルに問うタイプの問題です.代表的なのは統計数値や法律の条文,食品に含まれる物質の成分名などで,これらを正確に覚えていないと答えが選べない問題がよく出題されます.国試出題ガイドライン上は「食べ物と健康」や「公衆栄養学」に多くみられますが,ほかにも「給食経営管理論」の“ 大量調理施設衛生管理マニュアル”関連の問題も,出題頻度が高い暗記型問題の重要テーマといえます.

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知識組み合わせ型問題

複数の知識を組み合わせることによって解けるタイプの問題です.たとえば疾患の病態や栄養管理,行動変容技法に基づいた栄養指導などが挙げられます.一見暗記しないと解けないようにみえる問題でも,いくつかの知識を組み合わせると正解が分かることがあるため,考え方のコツをつかめば解ける問題の幅が広がります.出題ガイドライン上は「栄養教育論」や「臨床栄養学」に多くみられます.

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応用力試験

国試の終盤に登場する,長い文章や図表を読んで解答する連問形式の問題です.テーマとしては,患者への栄養指導や公衆栄養プログラムの評価などで,管理栄養士が実際に経験するような状況での対応について多く問われます.前回の3 4 回国試からはこれまでより1 0 問増加して,3 0 問が出題されています.

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