2021年2月28日に行われた第35回管理栄養士国家試験.
合格した受験生にこの夏,トマトがインタビューしてきました.

 

 

事前の検温など特別に求められることはなかったですが,サーモグラフィーカメラみたいなものが会場の入り口にありました.

 

 

換気で温度の変化が激しいのでは…と心配でしたが,極端に寒かったりはしませんでした.

 

 

カーディガンを持っていったのですが,私の会場では試験時間中にずっと扉が開いていたので,それでも寒かったです.

 

 


 

最初の公害の問題です.発生した地域のさらに詳しいところ(~~流域など)まで聞かれたのは驚きました.

 

 

聞かれ方が変わったものだと,食事摂取基準の略称です.今までは「耐用上限量」と日本語がついていたのに,今年から「UL」みたいなアルファベットの略称だけで出たので焦りました.

 

 

ネグレクトの問題も印象に残っています.過去問では出たことなかったので少し驚きましたが,模試で虐待の問題はみたことがありました.関連する内容をその時に調べておいたので,正解できました.

 

 

薬と葉酸の問題です.メトトレキサートなんて初めて聞きました.

 

 

今年は新型コロナ感染症に関連して,ワクチンや,新興感染症のことが出るかと思っていたのですが,感染症関連だと「検疫法」が出題されたので,驚きました.

 

 

気にしないようにしていました.他の問題を正解できていればいい,って思うようにしていました.国試は120点で合格できるので,わかりそうな問題に時間をかけるようにしました.

 

 

自分の知識を総動員すると,答えを推定できるものもありました.選択肢ごとに分かる単語に線を引いて,関連する言葉を書き足すなどして,関連づけて思い出していきました.

 

 

選択肢に共通点がないか探して,仲間外れのものが正解かも,と考えるようにしていましたが,最後は自分の勘を信じていました.

 

 

 

臨床栄養の問題が印象に残っていて(薬や糖原病の問題など),応用力試験はサクサク解けた感じがしました.

 

 

 

応用力試験以外の問題の方が過去問でみたことない問題が多かったので,これまでの国試と同じくらいの難易度に思えました.

 

 

問題184のバターの問題はすごく迷いました.どうしても量を決めなきゃって思ってしまうので,「(選択肢1の)たっぷり塗る」はだめなのでは…と.

 

 

 

食品と人体をひたすら勉強しました.過去問ではなく,自分で問題(◯✕クイズ)をつくって解いていきました.興味をもたないと身につかないと思ったので,面白いと思った内容をどんどん問題にしていきました.

 

 

過去問をひたすら解きました.覚えられていないことがあれば,紙にびっしり書いて覚えるようにしました.

 

 

就活や卒業論文が忙しくて,本格的な国試対策は始められていませんでした.

 

 

やっておけばよかったこと

 

今年は結構前(6~8年前)の過去問に似た問題が出ていたので,10年分くらいの過去問をみておけばよかったなと思います.

 

 

もっとモチベーションが上がることをしておけばよかったです.

 

 

やっておいてよかったこと

 

友だちと実際に会って一緒に勉強できない状況だったので,毎日電話して問題を出し合ったことがよかったです.面白いと思った問題を出すようにしていたので,ネタ探しのためにも勉強しなきゃと思えました.

 

 

試験直前に追い込むのは苦手なので,秋ぐらいに一度追い込んで勉強したことはよかったと思います.

 

 

気分転換のために,絶対に毎日趣味や好きなことをすると決めておいたことです.ONモードとOFFモードの切り替えを大事にしていたので,集中もしやすくなったと思います.

 

 

 

忙しくて国試対策を始めるのが遅くなっても,変に焦らずに,自分のペースで着実に勉強するのがおすすめです.

 

 

国試は入試とは違って競争ではないので,自分の興味のあるものから極めていく感じで,楽しんで勉強するといいと思います.

 

 

初めて過去問を解いたとき,全然わからなくて焦ったのですが,夏からコツコツ勉強して合格できました.早めに対策を始めておくと安心だと思います.