教えて、先輩!臨地実習って何をするの?

管理栄養士養成課程では、カリキュラムで決められた日数・内容の臨地実習に参加することが卒業の要件となっています。
しかし、「先生から聞かされたものの、イマイチどんなことをするのかわからない」という学生さんも多いのではないでしょうか。

メディックメディア編集部では、4年制大学の学生数名にヒアリングし、臨地実習ではどんなことをするのかを調査してみました。
先輩たちのお話を聞いていると、臨地実習は大変な面もあるけれど、自分の進路を考えるときの参考になったり、学校で習った勉強の理解を深めることができたりするなど、貴重な機会になるようです。
1,2年後に実習に行く自分のために、今から予習をしておきましょう!

目次

●臨地実習ってなに?(本記事)
●現役学生がこたえる!実習にまつわるQ&A
保健センター編
・病院編(随時公開予定です)
・そのほかの施設(随時公開予定です)
●実習の心構え(随時公開予定です)

臨地実習ってなに?

臨地実習とは

臨地実習とは、管理栄養士が働いている現場で実際にその業務を見学したり、体験したりすることです。時期や期間、実習内容は、養成校や行き先の施設によって異なります。
実習先には、病院や保健センター、保健所、学校などがあります。

管理栄養士養成課程のカリキュラムでは、臨地実習を行うことが定められています。

実習に行くのはいつ?

3年生の夏から4年生の夏頃に行われることが多いようです。
実習期間は、保健センターや保健所では1週間ほど、病院では3週間ほどだと言われています。
養成校によって異なるので、自分の通う学校のカリキュラムを確認してみましょう。

どんなことを勉強するの?

学校の授業で学んだ内容を、実際の現場で見聞きすることや体験することを通してより深く理解することを目的としています。

保健所では、地域の人々の健康づくりや食生活をより良くするための講習会やイベントを見学したり参加したりします。実習先によっては、自分たちで事前に制作したポスターを講習会の場で発表させてもらえることがあるようです。また、イベントで配布するリーフレットや展示物を作成したりする実習先もあるようです。

一方病院では、病院の給食業務を体験したり、患者さんの食事指導の場を見学したりします。実習先によっては、患者さんから聞き取った情報をもとに栄養指導の方針をまとめた計画書を作成したり、疾患の治療に合わせた献立案を作成したりします。

これらの見学や体験を通して、勉強してきたことを実践するとともに、管理栄養士として働く際に求められる知識や姿勢を学ぶことができるため、自身の進路を選ぶときの参考になります