第2回 試験の目標点・傾向と対策

「国試に受かるには,どんな勉強したらいいのかな.」
受験生なら一度は経験するこんな悩み,トマトと栄子と一緒に考えてみましょう!

目標点を決めよう

①国試の難易度と目標点

確実に合格するためには何点くらい取ればいいのかな.

合格点は120点だけど,ぎりぎりを目指すのは危険よね.
例年の合格者の平均点が参考になると思うわ.
国試の合格者・不合格者の平均得点をもとに,目指すべき得点を考えてみましょうか.本データは35回国家試験のデータをもとにしていますが,例年ほぼ同様の合格ラインになっています.

受験者全体で一番分布が多かったのは140-149点の範囲ね.ちなみに合格した人の平均点は146点だったのよ!

そうなんだ.じゃあ146点くらいを目指して勉強すればよさそうだわ.

POINT 例年の合格者の平均得点である146点を目指して勉強すると◎

②対策の指針は合格者の正答率

目標点が146点か.どう勉強したらいいのかな.

合格者が解けた問題を解けるようになりましょう.
国試はみんなが解ける簡単な問題が確実に解ければ合格できるように作られているの.
合格に必要な問題数を確保するためにどうしたらよいか考えてみましょう.
このグラフを見て.

本データも35回国家試験のデータをもとにしていますが,近年の国試ではほぼ同様の合格ラインになっています.

これってどう見たらいいの?

これは横軸が「合格者が解けた問題の正答率の範囲」,縦軸が「その問題数」を表すの.例えば…合格者の正答率が40%以上(横軸≧40を参照)の問題は全部で179問になるの.

合格者の正答率が40%以上の問題が解ければ190点とれたってことか.
じゃあ国試の合格ラインは120問だから,120点取るためには正答率75%以上問題を解ければいいってことになるのかしら. それって言い換えれば「合格者の正答率が75%以上の問題が解ければ合格できる」ってこと?!

今年の結果からみるとそうなるわね.でもさっき目標に挙げた点は146点だから,グラフからみると「正答率61

①重点的に対策すべき科目

どの科目から手をつければいいのかな.

まずはこのグラフを見て! 合格者と不合格者の科目別の正答率を示したものよ.

本データも35回国家試験のデータをもとにしていますが,近年の国家試験ではほぼ同様の正答率分布になっています.

合格した人ってほぼすべての科目で約70%も正答しているのね!

えぇ.次は合格者と不合格者で30%以上の差がついている科目に注目してみましょう.

人体の構造と機能及び疾病の成り立ちや基礎栄養学….
医学系の知識を問われる基礎科目が多いのね.

そうなの.こういった科目は短期間で点数を上げることが難しいの.
合格のためには早くから基礎対策を行うことが重要だということがわかる
わね.ちなみにわたしのおすすめは基礎栄養学よ.今のうちにしっかり対策しておきましょう!

POINT 合格の鍵は医学系の知識が絡む基礎科目!

合格者の特徴
●応用力問題を除く9科目で約60%以上の正答率
●苦手な人が多い医学系の知識が絡む基礎科目でも高い正答率

不合格者の特徴
●全体的に正答率が60%に届いていない
●合格者が得点を伸ばしている基礎科目で特に失点が目立つ

まとめ

目標点と対策

  • 不合格者はわずかに得点が足りていない場合が多い.
  • 合格者正答率が60%以上の設問(146点相当)は確実に解けるようにしておこう.

国試対策の鍵は基礎科目

  • 医学系の知識が問われる基礎科目は合否を分ける要因になるし,対策に時間がかかるので早めに対策を始めよう.

(分析に使用したデータ)
用いたデータ:第35回国家試験解答速報サービス
「スーパートマトの合格予報」
合格者:120点以上の得点者(7,055名)
不合格者:50点以上119点以下の得点者(1,482名)

ご協力いただいた皆様,ありがとうございました.