第1回 試験の時期や出題内容,合格率
国試っていつ,どこで受けるんだっけ….
私よくわかっていないし,トマト,教えてくれる?
わかったわ!
まずは基本事項を確認してみましょう.
Check1 試験日は2月下旬~3月上旬の日曜日
第37回国試は2023年2月26日(日)でした.ここ数年は2月の最終日曜日に行われています.
次の38回国家試験の試験日は,2023年8月頃に発表予定です.
Check2 国家試験の問題と合格基準
120点以上得点した人が合格になるシンプルな合格基準です.
Check3 試験当日のスケジュール
試験は1日のなかで午前午後に分かれて行われます.合計時間はなんと5時間5分! かなりの集中力が必要となります.
Check4 各科目の出題内容
科目 | 問題数 | キーワード |
---|---|---|
社会・環境と健康 | 16 | 「社会と健康」,「環境と健康」,「健康,疾病,行動に関わる統計資料」,「健康状態・疾病の測定と評価」,「生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策」など |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 26 | 「人体の構造」,「アミノ酸・たんぱく質・糖質・脂質・拡散の構造と機能」,「生体エネルギーと代謝」,「アミノ酸・たんぱく質・糖質・脂質の代謝」など |
食べ物と健康 | 25 | 「人間と食品(食べ物)」,「食品の分類,成分及び物性」,「食品の機能」,「食品の安全性」,「食品の表示と規格基準」,など |
基礎栄養学 | 14 | 「栄養の概念」,「食物の摂取」,「消化・吸収と栄養素の体内動態」,五大栄養素,「水・電解質の栄養的意義」,「エネルギー代謝」 |
応用栄養学 | 16 | 「栄養ケア・マネジメント」,「食事摂取基準の基礎的理解」,「成長,発達,加齢」,各ライフステージごとの特徴と栄養アセスメント・ケアなど |
栄養教育論 | 13 | 「栄養教育のための理論的基礎」,「栄養教育マネジメント」,「理論や技法を応用した栄養教育の展開」 |
臨床栄養学 | 26 | 「臨床栄養の概念」,「傷病者・要介護者の栄養ケア・マネジメント」,「疾患・病態別栄養ケア・マネジメント」 |
公衆栄養学 | 16 | 「公衆栄養の概念」,「健康・栄養問題の現状と課題」,「栄養政策」,「栄養疫学」,「地域診断と公衆栄養マネジメント」,「公衆栄養プログラムの展開」 |
給食経営管理論 | 18 | 「給食の概念」,「給食経営管理の概念」,「栄養・食事管理」,「給食経営における品質管理,生産管理,提供管理」,「給食の安全・衛生」 |
応用力問題 | 30 | 「栄養管理」 |
(「」内は管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)改定検討会報告書より一部抜粋)
10科目それぞれ出題される問題数は決まっています.
第34回国試から応用力問題の問題数が20問から30問へ増えました.
38回国試は令和5年に発表された新出題基準に則って出題されます.各科目の出題問題数は37回と同様のようです.
(詳細は厚生労働省HPをチェック!)
Check5 国試の受験者数と合格率
緑の折れ線グラフが合格率です.ここ数年は全体の合格率が60%程度で安定していますね.
ちなみに新卒の合格率は平均で約95%,既卒は約20%となっています.