【連載①】ストーリーで学ぶ!臨床栄養学を克服して得点源にしよう①

臨床栄養学は難しい!?勉強のポイント

この記事では、臨床栄養学が得意な学生さんのヒアリングをもとに、臨床栄養学を難しいと感じる理由と勉強のポイントをまとめました。臨床栄養学が難しいと感じている受験生は必見です!

臨床栄養学は難しい!?

臨床栄養学を難しいと感じるのにはいくつかの理由があります。その中でも「臨床栄養学の問題は、暗記だけでは解けないこと」が重要です。
臨床栄養学の問題がしっかり解けるようになるには、「この疾患はこの栄養・食事療法が必要」といった知識に加えて、「どんな病態?それはどうして起こるの?」「(その病態によって)正常な状態から何が変化するの?」など、周辺のさまざまな知識もあわせて考える必要があるのです。

臨床栄養学を勉強するポイント

「覚えることが多くて大変…」と感じる人もいることでしょう。でも、臨床栄養学が得意な学生さんたちは、「臨床栄養学は、病気のしくみをちゃんと理解できていれば、全部覚えていなくても応用して解ける」と口をそろえて言うんです。「病気のしくみ」を理解するとは、どういうことでしょうか。
それは、解剖生理学や基礎栄養学と、臨床医学を関連づけて勉強することです。下の図のように病気のしくみは分解して、1つずつみていきましょう。
まず、解剖生理学や基礎栄養学は、正常な状態の身体の構造やしくみについて勉強する科目です。一方で、臨床医学は、病気のときに身体で何が起こっているかを勉強する科目です。この2つを組み合わせることで病気になって正常な状態からどのように変化するかがわかります。この変化を正常な状態へ戻すためのはたらきかけが治療になります。このことから、治療や食事療法を関連付けることで、臨床栄養学が理解しやすくなるのです。

🍅まずは,次の記事で実際の国試の問題を例に必要な知識を確認しましょう!