こちらのページでは応用力試験の対策方法について紹介していきます.まずは、応用力試験について,おさらいしましょう!
応用力試験とは
国試の終盤に登場する,長い文章や図表を読んで解答する連問形式の問題です.テーマとしては,患者への栄養指導や公衆栄養プログラムの評価などで,管理栄養士が実際に経験するような状況での対応について多く問われます.前回の3 4 回国試からはこれまでより1 0 問増加して,3 0 問が出題されています.
応用力試験の対策方法
応用力試験の攻略方法は次の3つ!
長文問題のテクニックを身に付ける
応用力試験のような長文の問題を解くときは,いくつかのテクニックを知っておくと便利です.特に重要な2点を紹介します.
がん患者の状況や検査値などが長々と書かれていますが,まずは問題186 が何を聞いているのかを知るために選択肢を読んでみましょう.食事内容を選ぶ問題と分かったら,その視点で重要なところにマーカーやマルをつけてみましょう.こうすると,問題のポイントとなる項目にフォーカスして冷静に解くことができます.
検査値をしっかり覚えておく
先ほどの問題をもう一度みてください.下線部分は血液検査値ですね.近年はこうした検査値を示して患者のアセスメントを問う問題が増えています.こうした問題に対応するには,各種検査値の意味や正常値を覚えていることが必須となります.
下記の検査値は特に出題頻度が高かったものなので,おさえておきましょう.
実際の場面を想像する
応用力試験を解くには,基本的な知識に加えて状況に応じた判断力が求められます.管理栄養士のお仕事の状況を想定した問題が多いため,「自分が管理栄養士だったらどうする?」「逆に患者さんの立場だったらどうしてもらったらうれしい?」という視点で考えることが,正解を導くためのヒントになることがあります.
コラム:先輩の応用力試験対策
合格した先輩たちに応用力試験の対策方法を聞いてみました.
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