前編に引き続き,後編です!
国試対策について
Q. 直前期(1月,2月)はどのような勉強をしていましたか?
1月に卒論の提出があったので,空いた時間にRBや受けた模試の解説を見て知識を確認していました.新しく知識を入れるよりは,覚えてきたことを確認することをしていました.
『QB』を解くことと模試の復習を中心にやっていました.それに加えて,今まで解く時間があまり取れていなかった過去問も解いていました.
過去問に手をつけ始めました.過去問も,模試の復習と同じ方法で,解いた後は必ず復習するようにしていました.
Q. 苦手科目はどのように対策しましたか?
基礎栄養学が苦手でしたが,他の科目と関連している内容もあるので,手のつけやすい他の科目を勉強しながら,一緒に頭に入れるようにしました.
“ただ覚えるだけ”の暗記系の科目が苦手だったので,そのような科目は,国試の問題を解きながら覚えるようにしていました.問題を解くとイメージがつきやすく,覚えやすかったです.
自分には視覚的に覚える勉強方法が合っていたので,社会・環境と健康などの苦手科目は,イラストで説明している動画を探して,それを見ながら,覚えたいところをノートにまとめたりしていました.
Q. やっておけばよかった勉強はありますか?
「人体」の勉強を後回しにしていたら,予想外に範囲が広いことに気づいて焦ったことを覚えています.結果,国試には間に合いましたが,「人体」や「臨床栄養学」「基礎栄養学」は早めに取り組んでおくことをおすすめします.
栄養教育論の勉強です.得意だったこともあり,「栄養教育論は点数が取れるだろう」と思ってあまり勉強しなかったら,国試で難しく感じてしまい,点数もあまり取ることができませんでした.
仕事でかかわっているという理由で給食経営管理論の勉強をあまりしなかったら,仕事との関係がない分野での点数が取れませんでした.自分の知らない内容を中心に,もう少し勉強しておけばよかったと後悔しました.
Q. 今まで見てきた通り,勉強のやり方は人それぞれだと思います.自分に合った勉強方法の見つけ方を教えてください.
とりあえず「これかな」と思う勉強の方法を試してみて,その方法が合っているかどうかは模試の結果から判断していました.模試で点数が伸びていたら,そのやり方が合っていると思って継続しました.
勉強していくうちに「自分にはこのやり方が合っている」と分かってきました.なので,合う勉強法を見つけるためにも勉強時間を増やすことは大切だと思います.
高校や短大のときから「自分は時間をかけてじっくり勉強するタイプ」だと感じていたので,国試対策でも勉強時間をかけることを意識していました.やっぱりその方法が合っていたようで,勉強した分成果が出ました.
最後に
Q. これから国試を受ける受験生にメッセージをお願いします.
入試とは異なり「競争」ではなく,120点取れれば誰でも合格できるので,不安になる必要はまったくありません.自分を信じて勉強を進めていけばきっと大丈夫です‼︎
学校の授業を復習したり,定期テストに向けて勉強したりと,普段から勉強する癖をつけて,コツコツ国試対策をしていくことがおすすめです.
「絶対に次の国試で合格する」と思って勉強していたので,最後まで頑張ることができました.強い気持ちを持つことが大切だと思います.