国試9科目と応用力試験の対策ポイントがわかる!!
科目別攻略法
臨床・栄養学系の攻略法その① 2・4章
まずは国家試験の中核となる臨床・栄養学系の4 つの科目について解説します.
これらの章を攻略するポイントは,「関連している章を意識して勉強すること」です.
2章と4章を学ぶと人体の構造や機能,栄養素の代謝をしっかりと学ぶことができるので,5,7 章を学ぶための土台がしっかりと作ることができます.
2章と4章は本記事,5・7章はこちらの記事で解説します.
2章:人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
ポイント1:“ 正常な” 人体の構造と機能を理解しよう
2 章では,解剖生理学や生化学などの「人体の “ 正常な ” 構造と機能」と,疾患の原因や症状などの「“ 異常な ” 状態」が出題されます.
まずは「“ 正常な ” 構造と機能」を優先して対策しましょう.
その後に学ぶ「“ 異常な ” 状態」とその治療法を理解するうえで役立ちます.
ポイント2:臨床栄養学を意識して勉強しよう
「疾病の成り立ち」では,病態や診断,治療などが問われますが,7 章の臨床栄養学では,同じ疾患でも栄養ケアについて問われます.
科目が違うからといって別々に勉強するのではなく,「原因はこれで,病態はこう.治療にはこの薬を使うから,栄養管理の面で気をつけるべきことは...」とつながりを意識して勉強するとよいでしょう.
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4 章:基礎栄養学
ポイント1:栄養素ごとの知識を整理しよう
4 章では,消化・吸収,代謝といった生理学・生化学的な内容が,「栄養素」を主題にした問題として問われます.
エネルギー産生栄養素やビタミン,ミネラルなどの栄養素について,臓器間,食後・空腹時などの視点で知識を整理しておくことが重要です.
「人体」を中心とした2 章とあわせて確認していくことがオススメ.
ポイント2:複雑な代謝の流れは,図に描いて整理してみよう
国試で問われる代謝の問題は,複雑だと感じる人が多いことでしょう.
過去問などで問われた選択肢の内容を覚えようとしても,文字だけだとなかなか覚えられません.
そんなときは,図に描いて整理してみるのがおすすめです.
教科書や参考書にはすでに図として載っていますが,自分で実際に描いてみることで,
一方向の反応だけではなく相互に作用している栄養素・物質などに気づくことができます.
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いかがでしたか?他の科目の対策方法も合わせてチェックしてみてくださいね。