『なぜ?どうして?』で根拠から理解する!

「『なぜ?どうして?』シリーズは初学者向けの参考書だから,国試出題範囲の勉強がそこそこ進んでいる人には必要ない」と思っていませんか?
実は,国試に向けた勉強がある程度進んでいる人にも役立つ参考書なんです.
今回はその理由について,詳しく説明します!

当てはまるもの,ありませんか?

勉強していて,こんなこと,心当たりありませんか?

・学校の定期試験のためにとりあえず覚えたけれど,内容をすぐに忘れてしまう.
・今までに勉強したいろいろな知識が混ざってしまい,正しい知識があやふやになってしまう内容(分野)がある.
・「この疾患では,この症状が出る」のように,当たり前のように覚えていたことでも,よく考えればそれがどうしてなのかは説明できない .
・何回勉強しても,どうしても覚えることができない内容(分野)がある.

このような
勉強はしたけど,あまり身に付いていない」人,
わかったつもりになっているだけで,実は完全に理解できていない」人,
勉強しても苦手な内容(分野)がある」人は,
模試や本番の国試のように,初めて見る問題に対応できないことも多いのです.

そんな人にぜひおすすめしたいのが『なぜ?どうして?』シリーズです!

おすすめする理由

『なぜ?どうして?』をおすすめする理由は,「根拠から理解することができる」からです!

『なぜ?どうして?』は,
みなさんに近い,新米管理栄養士の「栄子」の「なぜ?」という疑問に,
「スーパートマト」が丁寧に答えていく会話形式でお話が進みます.
だからこそ,「どうしてそれが起こるのか」「どうしてそうする必要があるのか」といった「根拠」が説明されています.

根拠から理解すると,
勉強したのに身につかない
わかったつもりになっているだけ
苦手な科目がある
ということを回避でき,初めて見る問題も解くことができちゃうんです!

もっと知りたい方のために,さらに詳しくみていきましょう.

根拠から理解することが大切

根拠から理解することの利点として,

・理解が深まる→覚えたことを忘れにくくなる
・他の知識との混乱がなくなる→正しい知識を正確に頭に入れることができる
・単語だけ覚えるのに比べて,覚えるのが楽になる→どうしても覚えることができなかった内容にも対応できる

などが挙げられ,効率よく勉強することができます.

実際に,合格した先輩からも,
人体や臨床分野は,1つの内容を根拠から理解することで,その周辺の知識は関連付けて理解することができた.すべて丸暗記しなくても国試の応用力試験にも対応できた.
根拠から理解するような勉強をしたら,国試の問題が自然と解けるようになった.」
という声を毎年数多くききます.

『なぜ?どうして?』をみてみよう!

根拠から理解して覚えるのが特に大切な分野は「人体」や「臨床栄養学」です.
そこで,「人体の構造と機能/臨床栄養学」がテーマの『なぜ?どうして?』2巻のうち,「ダンピング症候群」を例にみてみましょう.

「ダンピング症候群」とは胃を切除した後に発症しやすい合併症のことです.
「ダンピング症候群」には2つのタイプがあって,それぞれたくさんの症状が起こります.

これらについて国試で問われるのですが,これだけの量の知識を覚えなければいけないとなると,とっても大変ですよね.
それでは,この「ダンピング症候群の症状」について,
『なぜ?どうして?』を用いて,「根拠」から理解して覚えてみましょう.

 

『なぜ?どうして?』では,栄子とトマトの会話がこんなふうに進んでいきます.

栄子が投げかけた疑問に対してトマトが丁寧に答えていくので,

「早期ダンピング症候群で循環血液量が減る→浸透圧の高い食塊が小腸に流入して,細胞外液が腸管内に移動するから」
「後期ダンピング症候群では低血糖になる→一気に食事をしたことでインスリンが過剰分泌して,血糖が細胞に取り込まれてしまうから」
という,症状とその症状が起こる根拠を流れで理解することができます

根拠がわかると納得できて,症状をすんなり覚えることができるのではないでしょうか?

このように,症状だけをすべて覚えることが難しくても,
「根拠」から,流れで理解すると,たくさんある症状も無理なく覚えることができます

気になった人は『なぜ?どうして?』を読んでみよう!

『なぜ?どうして?』は「イラストが多い」という特徴もあり,
視覚的に覚えられることでより頭に残りやすかったり,気軽に勉強しやすいことから,
あまりやる気が出ないときや,すき間時間でも活用できたりするというメリットもあります!
気になった人はぜひ『なぜ?どうして?』を読んでみてください!

『なぜ?どうして?』シリーズの紹介はこちらから!